「マシンピラティスって、どんな効果があるのかな・・・。」
「マットピラティスと何が違うの?」
「何回やれば効果が出るのかな・・・。」
ピラティスを始めるうえで、こんな疑問を持っている方も少なくないのではないでしょうか。
マシンピラティスが持つ効果を理解しないままダラダラ続けることで、「やってみたけど効果がなかった・・・」なんて事になり、結果として時間やお金の無駄遣いになってしまいますよね。
そこで、マシンピラティスとは何か?マットピラティスとの違いやマシンピラティスで得られる具体的な効果、そしてその効果を高める方法などをお伝えします!
これからマシンピラティスを始めようとしている方、自分の目的に合った方法でいち早く効果を感じたい方はぜひ、参考にしてみてくださいね!
1.マシンピラティスとは?
マシンピラティスは、ピラティスマシンを使って行うピラティス運動の事です。
第一次世界大戦中にドイツの看護師であったジョセフ・ピラティスが、負傷兵のリハビリのためにベッドのスプリングで自作したのがはじまりとされています。
主なマシンには「リファオーマー」「キャデラック」「チェア」「バレル」などがあり、重力とそれに反発する抵抗を使って体の不具合を修正し、本来の正しい運動機能へ改善するためのエクササイズになります。
まずはそれぞれのマシンがどんな役割で体にアプローチをするのかご紹介しますね。
・リフォーマー
リフォーマーとは、マシンピラティスの中で最も代表的なマシンです。全身の筋力や体幹に広くアプローチすることができます。負荷を自在に調整できるので、体力や筋力に自信がない人でも、身体の状態に合わせたトレーニングが可能です。
・キャデラック
フレーム付きのベッド型マシンです。空中にぶら下がるようなハードなエクササイズも可能で、あまり起き上がる事のできない方がリハビリ向けに寝ながらできるほど安定性、安全性があります。ピラティス氏が最初に考案したマシンと言われています。
・チェア
その名の通り椅子形の小さなマシンです。股関節周りをほぐしたり、体幹の強化など、目的に合わせてアプローチできるマシンです。
・ラダーバレル
ラダー(はしご)とバレル(樽)が一体となったマシンです。背中(脊柱)の伸展と屈曲の動きにアプローチしたトレーニングで、腰痛や姿勢改善に効果が期待できます。
2.マシンピラティスとマットピラティスの違い
マシンピラティスとマットピラティスの違いについて、主な特徴をまとめてみました。
マットピラティス | マシンピラティス | |
---|---|---|
部位別トレーニング | 全身トレーニング | 鍛えたい部位に集中できる |
フォーム | 自分でコントロールが必要 | 正確なフォームで効率的 |
負荷量 | 自重で調節が難しい | 目的に合った調節が可能 |
道具 | マットを敷いて行う | 専用マシンを使う |
場所 | どこでも手軽に行える | スタジオに通う |
トレーニング費用相場 (月4回) | 8,000~12,000円 (グループ) | 20,000~40,000円 (パーソナル) |
この結果から、「負荷量」「部位別トレーニング」「フォーム」にはマシンピラティスの優位性があります。一方で「道具」「場所」「レッスン費用」においては、マットピラティスの方が気軽に行えると言えるでしょう。
つまり、グループレッスンやオンラインレッスンのような参加型で気軽に行いたい人は、マットピラティスがおすすめです。一方で、体力に自信がない人、身体のケアをしながら正確なフォームで効率的に行いたい人には、マシンピラティスをおすすめいたします。
それでは、マシンピラティスが体に与える効果とは何か、最も効果的なトレーニング頻度や効果を高める方法についてお伝えします!
3.マシンピラティスの効果3つ!
①運動機能を改善する
日常生活をする上で、大半の人は体の動きに癖をもっています。やがて癖のある動作は脳に記憶され、正常動作であるかのように繰り返し負荷をかけ続け、歪みや痛みが発生します。
そこで、自身の動きに対する理解を深めた上で、マシンピラティスを使って修正する部位をコントロールすることで、徐々に過度な筋肉の緊張が取れ、必要最低限の力で動けるようになっていきます。このような運動機能の改善には、リハビリ的要素だけではなく、スポーツ選手のパフォーマンスの向上にも効果的です。
②身体の柔軟性が改善する
ピラティスのエクササイズには呼吸を整えながら筋肉を伸ばす動作が含まれており、身体の柔軟性を高めます。しなやかな筋肉を作り上げることで、スタイルアップやアンチエイジングにも効果的です。
③怪我の予防ができる
ピラティスの動きは身体のバランスを整え、正しい姿勢・動作を促進します。これにより、日常生活や他の運動においても姿勢が改善され、身体にかかる負担を減らすことが可能です。インストラクターによるサポートで、過度なトレーニングや負荷をかけることなく、安全性を確保し、日常生活においても怪我のリスクを減らしていきます。
【期待される主な身体的効果】
姿勢改善,腰痛改善,膝痛改善,骨盤矯正,体幹強化,筋肉増強,基礎代謝向上,基礎体力向上,自律神経改善,血流改善,健康増進,スポーツパフォーマンス向上
4.マシンピラティスの効果を高める頻度は?
頻度が高ければ、より効果的な結果が得られる可能性はありますが、週1~2回のトレーニングを提案しています。身体全体の調和がとれ、効率よく身体を動かすことができるまでには、運動の学習(記憶)が必要です。最初はピラティスのエクササイズを行うために頭で考えながら筋肉を動かしていきますが、この段階では意識的に身体を動かしている非効率的な状態と言えます。
しかし、回数を重ねることで徐々に身体が記憶し、頭で考えずに動作を正確に行えるようになっていきます。
5.マシンピラティスの効果を高める方法は?
これまでの説明から体の仕組みを知り尽くしている理学療法士の指導のもと、解剖学理論に基づいた正しいフォームと負荷量を調節しながら行うのが一番の近道と言えるでしょう。身体の専門家であれば、姿勢や歩き、動作のフォームをチェックし、不足している動きを運動バリエーションが豊富なピラティスマシンの補助を利用して正しい身体の使い方(エクササイズ)をすることで、スタイルアップや痛みの改善など、目標達成に近づけていけますね!
6.マシンピラティスをやってみた口コミ・体験談
・ピラティスをやった後は、体が軽く感じられた(40代 女性)
・マシンの使い方が難しそうで不安でしたが、やってみたら簡単な動きも多くて続けられそう(60代 女性)
・骨盤の動きが改善され、生理痛が緩和された(30代 女性)
・ピラティスをやってから肩周りが柔軟になり、投球速度が上がった(10代 男性)
・マンツーマントレーニングで、自分のペースに合わせてくれるので安心(50代 女性)
・腰痛で整形外科に繰り返し通っていたが、トレーニングすることで通院の回数が減ってきた(50代 男性)
7.おすすめ!マシンピラティススタジオ
N.PLUS
・整形外科医も認めるピラティス×ケアを組み合わせたオーダーメイドトレーニングに定評あり。
・リーズナブルな料金設定で60分の充実したトレーニングを受けられる。
●専門家監修
理学療法士 NSCA認定CSCS
般社団法人 日本スポーツ医学検定機構 Medical advisory board
ピラティス専門院 N.PLUS代表
渡部 勇斗士 先生(Watanobe Taketoshi)
理学療法士として、整形外科病院やクリニックでリハビリテーションに従事。
トレーナーとしては、病院へ移設のメディカルフィットネスやスポーツジムでパーソナルトレーニング、スタジオレッスンを担当。
身体のお悩みに対して、医科学をベースにピラティスケアを組み合わせたオーダーメイドのプログラムを提供しています。
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